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【スマートマットライト】運用の様子は?こんなアイテムの管理に有効

以前、日用品の在庫切れを防ぐために「スマートマットライト(SmartMat Lite)」というIoT重量計を導入したことを紹介した。

実際に使ってみたところ非常に便利なデバイスだったので、その後いくつか買い足したので今回はそれらについて見ていこうと思う。

スマートマットライトをどのようなアイテムの在庫管理に使っているのか、実際に使っていてどう感じているのかなどを紹介する。

スマートマットライトを導入したときの様子は以下の記事で詳しく解説しているので、あわせて参考にしてほしい。

設定方法をはじめとした具体的な使い方についても掲載しているので、これから導入しようと考えている人も必見だゾ☆

スマートマットライトの仕組み

最初に、スマートマットライトの仕組みを簡単におさらいしよう。基本的な仕組みは以下の通り。

  1. スマートマットライト本体を自分のアカウントに登録する
  2. サイト上から管理したいアイテムを登録する(残量100%時の重量を認識させる)
  3. スマートマットライト上にアイテムを置く
  4. 自動発注 or 買い時通知のタイミングを設定する
  5. 普段どおりアイテムを使用する
  6. 在庫量が一定値を下回ったら自動でAmazonに発注 or 買い時通知を発信

ユーザーがやることはアカウントの取得、初期設定、アイテムの登録のみ。あとはスマートマットライト本体が自動で重量を計測し、在庫量を管理してくれる。

とても便利なので、「いつの間にか日用品が切れていてスーパーに走っていった」という経験があるならぜひ購入を検討してみてほしい。

【導入後】スマートマットライトで在庫を管理しているもの

倉庫における在庫管理

2022年2月時点で、5台(A4サイズ3台/A3サイズ2台)のスマートマットライトが稼働している。飲み物から日用品までさまざまなアイテムの管理に活躍してもらっており、具体的なアイテムは以下の通り。

  • コカ・コーラゼロ 500mL
  • 食洗機用洗剤(フィニッシュ 粉末)
  • トイレットペーパー
  • キッチンペーパー
  • 消臭剤(無香空間)

それぞれ使ってみての感想や具体的な設定内容などを紹介するので、スマートマットライトを検討している人はぜひ参考にしてみてほしい。

1. コカ・コーラゼロ 500mL

コカ・コーラゼロとスマートマット

コカ・コーラゼロは現状最も消費量が多い飲料。本当は缶のやつを購入したいが、スマートマットライトのAmazon DRS自動発注には対応していない。

ということで、実際に購入しているのはペットボトルタイプのもの。

画像では3本しか在庫がないが、購入直後は箱ごと載せている。

A4サイズのスマートマットライトでは箱を横にしないと載せられないため、これから購入するならA3サイズを選んだほうがいいだろう。

発注設定は以下のとおり。

コカコーラゼロの発注設定

20%以下で自動発注する設定にしている。在庫は何も秤の上にあるものだけではなく、冷蔵庫の中にもあるのでこのタイミングでちょうどいい。

飲み物の管理はスマートマットライトの使い方として定番中の定番なので、結構おすすめ。管理しやすいようにみんなはA3を買おうネ☆

2. 食洗機用洗剤(フィニッシュ 粉末)

フィニッシュ 強力洗浄パウダー

食洗機の洗剤も毎日使うものなので、自動管理できるととても便利。

いつも使っているフィニッシュの粉末洗剤はAmazon DRSに対応しているので、早速スマートマットを使ってみる。

このフィニッシュの粉末洗剤、しょっちゅう袋を開け閉めしているとすぐにジッパーが取れて壊れるポンコツ商品。

ということで、普段は1袋ずつタッパーに移して使用している。

画像ではタッパー+1袋になっているが、2袋単位で発注する都合上多いときは「タッパー+2袋」になる。

この容量ならA4サイズのスマートマットライトを使うのがちょうどいいのでおすすめ。ちなみに、これはレンジフードの上に設置している。

スペースは有効活用しようネ☆食洗機用洗剤の発注設定は以下の通り。

食洗機用洗剤の発注設定

こちらの設定は30%以下で自動発注。30%だと在庫の袋がなくなり、タッパー内の洗剤が減ってきて「そろそろ買っておかないとな…」と思ったタイミングで発注される。

3. トイレットペーパー

トイレットペーパーもなくなっていることに気づいて慌てて買いに行くことが多いアイテムの1つ。

そのため、スマートマットライトを使って在庫管理するのにピッタリ。

AmazonDRSに対応しているトイレットペーパーもあるのだが、製品ラインナップや価格などの都合上、楽天で購入したい。

この場合は自動発注を使えないため、以下のような設定にしている。

こちらは乗せる量が多いためA3サイズを使用している。トイレットペーパーは体積が大きいので、A2サイズとかが遭ってもいいかもしれない。

メーカーも検討してくれないかな?A2サイズ。ちょっと高くなってもいいから。

トイレットペーパーの発注設定

Amazonから似たような重量のトイレットペーパーを探して「買いどき通知」で登録する。

こうすると指定重量を下回ったときに買い時通知が送られてくるので、楽天で購入するだけでOK。

購入した商品をスマートマットライトの上に載せておけば、また次回も買い時通知が送信されてくる。

4. キッチンペーパー

キッチンペーパー

キッチンペーパーもトイレットペーパーと同じで必要なときになくなって困りがちなアイテム。

ということでスマートマットライトを使って管理することにした。

基本的な設定はトイレットペーパーと同様。こちらはAmazonで購入するものだが、AmazonDRSに対応していないので買いどき通知で登録する。

こちらもやっぱりサイズがA3だとちょっと小さい。やっぱりA2サイズもほしいよネ☆

キッチンペーパーの発注設定

基本的な発注設定はトイレットペーパーと同様に20%以下にしている。

しかし、キッチンペーパーはレンジフード上に2個置いておくようにしているため、10%でもいいかもしれない。

大量消費するようなアイテムでもないしネ☆

5. 消臭剤(無香空間)

無香空間 1,780g

最後はトイレで使用している消臭剤の「無香空間」。

消臭剤っていつの間にか中のビーズが小さくなっていて効果がなくなっている。そしてなくなっていても気づかない。

そんなしょっちゅう中身を見るものでもないよねこれは。ということで、スマートマットライトの上に載せて自動で残量を管理してもらう。

消臭剤の在庫管理は今のところA4サイズのスマートマットライトでちょうどいい。

無香空間の発注設定

発注するのはこちらの詰め替え用ビーズ2個セットのやつ。

発注設定はとりあえず10%以下にした。10%でも325 gになるため、十分だと思う。

1回につき1,550 gを容器に投入するため、使用している重量と比べると20%になる。

とりあえずこれで様子を見て調節すればいいよね?多分。

スマートマットライトの気になる点

クエスチョン

スマートマットライト自体はとても便利なアイテムだ。実際に使っていて助かる点が多いのでこれは間違いない。

だからといって、気になる点が全く無いわけではない。

しばらく使っていて特に気になる点は以下の通りだ。

  • 通信エラーが発生することが多い
  • 計測している重量がおかしくなることがある
  • 最大10台はやっぱり少ない
  • 大型の製品には向いていない

それぞれのポイントを詳しく紹介するので、これから購入しようと考えている人は事前にチェックしておいてほしい。

通信エラーが発生することが多い

スマートマットライトは2.4 GHz帯のWi-Fiを使って通信する仕組みになっているが、結構通信エラーが発生する。

管理画面を見るとエラーが発生していることが多いので、完全に任せっぱなしというわけにはいかなそうだ。

特にトイレに設置している消臭剤のやつがよくエラーになる。やはり間に壁とか扉があると電波は通りにくい。

これはメッシュWi-Fiなどで電波を増強すれば解決する可能性が高いので、今後の課題として対応予定。

ランドリールームにサテライトルーターを設置すればOKかな?洗濯用洗剤の自動管理も予定しているので。

※追記※
ランドリールームにサテライトルータを設置してメッシュWi-Fi環境を構築したところ、見事に通信エラーが解消した。
具体的には以下で解説しているので、通信エラーで困っている人は参考にしてみてもいいかもしれない。

計測している重量がおかしくなることがある

一番致命的なのがこれ。ときどき計測している重量がおかしくなり、一度発生するとリセットしない限り直らない。

特にコーラを載せているやつがよくおかしくなるので注意が必要。ひょっとしたら不良品なのかもしれないネ☆

1回24本セットになっているダンボールをそのまま載せているのに10%と表示されたことがあった。

まあ、重複注文防止機能があるので再度発注されることはなかったが、これがある日突然発生すると勝手に発注されてしまうので危険。

今までに2回これがあったのでバグの可能性が高く注意が必要だと思う。なぜ突然重量がおかしくなるのか、その原因は未だわかっていない。

最大10台はやっぱり少ない

スマートマットライトには1アカウントあたり10台までという台数制限がある。

さまざまなアイテムを管理するとなると、やはりこの台数は少ない。せめて50台くらいにしておいてほしい。

複数のアカウントを使用すれば11台以上いけるのかもしれないが、まだ試していない。

今は今回紹介した5台のみだが、今後は「洗濯用洗剤」「プロテイン」「コピー用紙」「常温保存可能な食品類」「消毒用エタノール」「ゴミ袋」等の管理を予定している。

うん、やっぱり足りないね。追加枠は有料でもいいので、11台以上に対応してくれないかな?

大型の製品には向いていない

2022年2月時点で販売されているスマートマットライトは最大でもA3サイズ。

このサイズでは、トイレットペーパーやキッチンペーパーをまとめ買いする場合に乗せるのが大変。

特に箱ごと乗せる場合はA2サイズくらいがちょうどいいので、ぜひA2サイズをラインナップしてほしい。

スマートマットライトは使って損のないデバイス!

スマートマットライト4台

スマートマットライトを5枚使ってさまざまなアイテムの在庫管理をしているが、総じて非常に便利なデバイスだと感じた。

通信エラーやバグが起きなければという前提はあるが、切らしがちな日用品を切らさなくなるというのはとても大きい。

「トイレにいったらトイレットペーパーがなかった」なんてことになったら一大事だ。しかし、普段から在庫をしっかり管理しておけばこういうことはなくなる。

しかも。AmazonDRSに対応している商品に限るが、発注も自動化できる。「買おうと思っていたのに買うのを忘れた」というトラブルもこれで解決。

生活をもっと便利にしたいと思っているなら使って損はないデバイスなので、ぜひこの機会に検討してみてほしい。